結婚写真の撮影に使った和の小物

背景に桃の木をセットし、照明を白色に置き換えて撮影したのは、和装のお衣装に身を包んだ花嫁さんと花婿さんでした。これは以前、私の勤めているフォトスタジオで行った結婚写真の撮影で、お客様は和装のお衣装での撮影を希望されていました。そこで私を含むスタッフたちは、この和装に合った写真撮影を行わせていただくため、それに必要となる小道具を用意し、この撮影に臨みました。というのも、結婚写真の撮影というと、そのほとんどが洋装での希望が多く、和装での撮影はまれにしかないものです。そのため、撮影の方法がパターン化されていないことから、撮影の依頼を受けるたびに、その方法を1から決めることになっています。この和装の撮影を希望されたお客様は、まだ20歳という若さのご夫婦さんだったため、和装といえども、できるだけ明るいイメージを持たせてあげたいと思い、それにちなんだ桃の木を小道具の1つに選ぶことにしました。続いて花嫁さん1人の撮影では、白無垢姿がとても美しかったため、それを活かしたいと思い、特別な小道具は使うことなく、背景に桜の花びらを散らした照射を当てて撮影させていただきました。


するとその写真の仕上がりは、花嫁さんの後ろに桜の花びらが舞っていて、美しい中でも可愛らしい雰囲気を作り出すことに成功しました。


そして花婿さん1人での撮影では、扇子を片手に握って腕を組んでいただき、勇ましさを表現していただきました。このときの照明には深めの緑色を使ったことで、若くて幼い顔つきだった花婿さんも凛々しく写り、その仕上がりに喜んでいただくことができました。その他、花嫁さん側のご家族でそろった写真、花婿さん側のご家族でそろった写真と、たくさんの撮影をさせていただき、その幸せそうな笑顔に、私たちも嬉しくなりました。この和装の結婚写真の撮影を行うにあたって、日頃はあまり使用していなかった小道具を活かすことができ、私のカメラマンとしての技術を高めることができました。私にとってこの結婚写真の撮影は、とても印象に残っていて、今この夫婦さんはどういった結婚生活を送られているのかなと、考えたりすることもあるほどです。カメラマンとして働いていると、たくさんのお客様の笑顔を見ることができ、とてもやりがいを感じることができています。これからも私の手でお客様の幸せな記念の写真撮影を行い、その写真を大切に残していってほしいなと思います。